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平成27月12月3日 商経機械新聞
新素材合金の精密切断リーディングカンパニーへ
平和テクニカ(東京都中央区日本橋浜町2の48の4、社長小池達夫氏、TEL:03-3249-0981)は11月17日、本社で記者発表懇談会を開催した。
同社の第60期決算(8月決算。公表値)は売上高15.4億円、経常利益は昨対70%の増収減益)。第61期は売上高19億円(第60期売上比24%増)を計画している。
現況説明によると第60期は『自ら変化を創り出す強い社員集団になる』を品質方針・行動指針に掲げ、企業価値向上に取り組んだ。「生産リードタイムの短縮に取り組んでいる。2015アセアンAEC実現に向けた製品/サービス体制の整備。モノがタイムリーにお届けできる体制が出来つつあり、国際化への対応を高めていきたい」と小池社長。
商品戦略としては、難削材の大型機HSシリーズ・Z仕様のモデル(マイナー)チェンジ発売、アザーレ大判砥石シリーズの発売(お試し品種パックから)などの計画について明らかにし、カッティング・トータルソリューションなどについてふれた。また、アザーレシリーズのマグネシウム合金をはじめとする次世代新素材に対する有効性と評価についても解説。
第61期の活動方針は、
(1)アザーレシリーズの新市場を見込んだ増産体制の構築
(2)WEBマーケティングを強化した新市場(鉄系素材→非鉄系素材)へのポジティブアプローチ
(3)新素材合金の精密切断リーディングカンパニーをめざす
(4)新素材合金を研究する企業、大学、各公共機関との連携と砥石開発
(5)画期的新製品が出にくい砥石業界における新たな可能性のある製品の開発
-などをあげている。
同社は、第60期に市場が活発であるにもかかわらず、十分な生産体制が整っていなかった点を踏まえ、生産拠点である那須工場に3000万円を投資、生産ラインに能力1.3倍の新たな増設を行い、9月から増産計画を実施している。
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