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研 塵 材 新 報
2019年(平成31年4月15日)
砥石など一般製品 5~30%値上げ 平和テクニカ㈱ 6月受注分から
平和テクニカ㈱(本社・東京都中央区日本格浜町、社長・小池達夫氏)は、砥粒をはじめとする原材料価格の高騰、外注加工業者の廃業、輸送費上昇などにより、コスト引き下げへの吸収努力も限界を超えたとして、同社製品一部を六月一日受注分から五~三〇%値上げすることを明らかにした。
砥材の主原料価格は、生産国の景気変動・電力需給動向、環境対策、自国の消費需要などで変動するが、主要原材料のほとんどを輸入に依存する日本では、市場価格は売手が中心で近年は断続的に上昇、更に石油価格の高騰で結合材も上昇しているほか、燃料費や電気料金、物流経費などの諸経費も上昇している。
この状況の中、同社では徹底したコストダウンに取り組んできたが、企業努力だけで吸収することは難しいとして.製品の品質保持と安定供給、サービス向上を図るために、価格改定の実施に踏み切るもの。
対象製品は、精密切断トイシ「トクウストイシ」(標準品/特殊品)、「セグメントトイシ」、精密切断機「ファインカット」、端面研磨機「ファインリミッター」、水溶性研削液「ファインクール/ファインクール21」、「ファインカット用標準サービスパーツ」。
なお、ダイヤモンド切断トイシ「ナストンゴールド」シリーズは対象外。