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精密切断機需要が拡大
高速精密切断機「AS−190型」
平和テクニカ(東京都中央区、小池達夫社長、03・3249・0981)は、座間工場(神奈川県座間市)にある新棟を稼働した。これまでの平屋を解体し、鉄骨造り地上3階建て、延べ床面積約1000平方メートルに建て替えた。総投資額は約2億円。同工場が主力の精密切断機の需要拡大に備え、塗装、保管体制を整えた。
新棟の1階には従来同様、塗装ブースと小型機の物流倉庫を設置。塗装ブースは新たに密閉空間で温風を送れるようにした。これにより季節を問わず一定の品質を保つことができ、臭気などの課題を解消した。
当面2、3階は部品保管庫や出荷準備室として使用するが、将来3階は小型機の組み立てスペースとしての活用を検討している。
同社の2018年8月期の売上高は前期比5%増の17億5000万円。小池社長は「中でも(切断機などの)機械部門が前期比20%増で、全体をけん引した」という。