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現場をゆく(日刊工業新聞)

2013/05/17現場をゆく(日刊工業新聞)

平成25年5月17日 日刊工業新聞

現場をゆく

平和テクニカ(東京都中央区、小池達夫社長、03・3249・0981)の座間工場(神奈川県座間市)は、精密切断機を一貫生産している。設計から板金加工、塗装、機械部品加工、組み立てまでの工程をこなす。卓上型から大型までの全23機種を手がけており、月産能力は40-50台。受注に応じて仕様をアレンジしているため、小池社長は「いわば1台ずつ”手作り”している。顧客の顔が見える工場だ」と表現する。
力を入れているのが内製化。フランジや摺動部といった重要部品に続き、筐体や鋳物の加工なども段階的に内製化し、生産コストを抑える計画。河合保典座間事業所製造・設計技術統括リーダーは「外部委託を増やした時もあったが、少しずつ戻している。現在、機械部品は内製率30%。いずれは50%に引き上げる」と意気込む。
内製化を支えているのが、この5年間の効率改善活動だ。2008年に生産管理システムを導入。10年から5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動も始めた。「熟練者と若手が世代交代するタイミングだった。職人任せだった工程を見える化した」と振り返る。
5Sチームが改善点を抽出し、地道に声をかけて意識改革した。河合リーダーは「一人ひとりが片づけやスケジュールに気をつけるようになった。これらの成果が実を結びつつある」と実感する。例えば専用の棚で部品を整理するといった工夫により、在庫を9カ月分から3・5カ月分に圧縮した。不良品発生率も10年比70%減になった。この3年間、生産台数も年間10%程度伸びている。河合リーダーは「今は30代の若手が戦力だ」と胸を張る。
12年から設計担当者が納入先に出向いてメンテナンスするサービスも始めた。顧客の声を直接聞いて開発に反映する。小池社長は「小型を充実させて用途を開拓したい」と力を込める。
(中村典子)

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