平和テクニカの情報をお届けします。
平成26年2月6日 日刊工業新聞
平和テクニカ(東京都中央区、小池達夫社長、03・3249・0981)は5日、カートン光学(東京都台東区)、タイ販売子会社のカートントレーディングの両社と販売代理店契約を結んだと発表した。
カートン光学のタイ生産拠点の一角に展示室「カッティングセミナールーム」を開設し、精密切断機や切断用砥石(といし)などを実演する。両社の営業網を生かし、日系商社を通じて現地顧客を開拓する。タイ事業で初年度に売上高約4000万円を目指す。
平和テクニカは精密切断機、カートン光学は実体顕微鏡を手がけており、両社は製品検査向け販売で20年以上協業している。生産拠点はバンコクから北に約50キロメートルのパトゥムタニ県ナワナコン工業団地内にある。展示室は面積約60平方メートル。高速精密切断機「ファインカット」5種と切断用砥石各種を置くほか、顧客のテスト切断などに応じる。認知度の向上と現地ニーズ把握につなげる。案件に応じて海外担当者が出張で対応する。
3月20日に開設記念式典を開く予定。小池社長は「タイを足がかりに東南アジアの需要を掘り起こす。現在約5%の海外販売比率を数年後に約25%に引き上げたい」としている。
展示室を開設するカートン光学のタイ生産拠点