水溶性研削液・フィルタ
水溶性研削液 FC-036
特 長
優れた浸透性・潤滑性・冷却能力などの特性によりトイシの目詰まり防止と寿命の延長を可能にします。
また、防錆効果を高めます。ファインクールは約40倍・ファインクール21は約30倍の普通水で薄めてご使用ください。
| ファインクール | ファインクール21 | 缶の大きさ | |
| 製品コードNo. | 製品コードNo. | 幅×奥行×高 | |
| 1.8L | FC-018 | NC-018 | 120×95×180 | 
| 3.6L | FC-036 | NC-036 | 150×110×250 | 
| 18.0L | FC-180 | NC-180 | 230×235×355 | 
| 性能 | ファインクール | ファインクール21 | 
| 防錆性 | ○ | ◎ | 
| トイシ寿命 | ◎ | ◎ | 
| 防腐性 | ○ | ◎ | 
| 後処理(除去) | ◎ | ◎ | 
| 機械の汚れ | ○ | ○ | 
Q:水溶性研削液の廃液はどのように処分したらよいのですか?
 A:水溶性研削液を廃棄するためには、廃液処理が必要です
 廃棄物処理法では、「事業活動に伴って生じた廃棄物」のうち、水溶性研削液などを「廃油」として産業廃棄物に定めています
 御社所在地の法令に従って処理いただくか、廃液処理業者に引き取っていただくことをお勧めします
Q:水溶性研削液の寿命はどれくらいで、どのように寿命と判断しますか?
 A:次の状況になれば寿命と判定できます
 1. 液の劣化が激しい場合
 濃度が適正であっても腐敗、錆が顕著な場合など
 濃度が高くてもPHの上昇が全く見られず、液の回復が見込めない場合など
 2. 油の混入が極端に多くなった場合
 液の外観変化が激しい場合(褐色化、灰色化)やタンクや機械のベタツキが激しくなった場合など
 液寿命は使用条件によって異なりますが、1~2ケ月程度での交換とタンク内の清掃をお勧めします
Q:水溶性研削液の貯蔵についての注意点を教えてください
 A:屋内に貯蔵し、極端な高温および低温となる場所での貯蔵は避けてください
 また水分、異物等が混入しないように原液の貯蔵時は常にフタを閉めるようにしてください
 長期間の貯蔵は避け、開封後半年以内にご使用ください
 経時変化により研削液が変色する場合がありますが、品質に問題はありません
Q:水溶性研削液の貯蔵の場所および量についての規制はありませんか?
 A:弊社の水溶性研削液は消防法において「非危険物」で、貯蔵等に関する届け出は必要ありません
 また、化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)・毒物および劇物取締法には該当しません
Q:濃度の管理はどのように行えばよいのですか?
 A:現場での濃度測定は、屈折計(糖度計)による測定が一般的です
 なお、測定にあたってはタンクの浮上油が混入しないようにご注意ください
Q:腐敗を防止する方法はありますか?
 A:一般的な方法は次のとおりです
 1. 定期的に新しい液に交換してください
 2. 濃度管理(ファインクール:40倍、ファインクール21:30倍)を徹底してください
 3. 機械使用後のバイス部等の防錆油塗布は避け、アルコール防錆剤「ファインフリー」を塗布してください
 4. タンク内に浮上油が見られる場合は、除去してください
 5. 稼動率が低い場合は、定期的にタンク内の液を循環させてください
 6. 長期間機械を使用しない場合は、研削液を抜いてください
Q:肌荒れを防止する方法を教えてください
 A:肌荒れは体質・体調によって個人差がありますが一般的な方法は次のとおりです
 1. 研削液に接触しない。また、もし接触した場合は手洗いを励行してください
 2. 作業前に手に保護クリームを塗ってください
 3. 保護手袋(ビニール手袋など)を着用してください
Q:泡立ちを抑える方法を教えてください
 A:一般的な方法は、次のとおりです
 1. タンクに消泡添加剤を入れてください
 2. フィルタの目詰まりなどにより泡立つことがありますので、新しいフィルタに交換してください
 3. 濃度管理(ファインクール:40倍、ファインクール21:30倍)を徹底し適正な濃度で使用してください
※その他詳細につきましては、下記の「水溶性研削液の豆知識」をご参照ください
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